宅建学習に教科書は不要!?

無料アプリ以外の教材

「宅建試験挑戦の経緯①」で紹介した通り、2020年の宅建試験向けに学習した際は、主に無料アプリを使いましたが、それ以外の教材を使わなかったわけではありません。私が使ったのは、以下の教材です。

  • 小さくて軽い教本
  • 12年分収録された過去問
  • 一問一答集
  • ネットの動画(YouTube)
  • ネットの解説サイト

無料アプリの解説は、限られたスペースなのに本当に詳しく書かれていて、それだけでも十分知識を習得できるのですが、中には何度読んでも理解できない解説もありました。まあそれは、私の理解力の問題だったのかもしれませんが、放置せず前述した補助的な資料を使って納得できるまで調べるようにしました。

ネットの情報を活用

ネットで情報を検索するときは、「宅建25年10」(=25年度宅建試験、問10)のように入力して検索すると、問題解説のサイトが色々見つかります。疑問が生じるたび問題ごとに検索しても構いませんが、気に入ったサイトは登録しておくと良いでしょう。

私が特にお世話になったのは、以下の2つのサイトです。
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特に「過去問徹底!宅建試験合格情報」の動画解説は、「これ、無料で良いの?」と思うぐらい丁寧で分かりやすく作られているので、困ったときはよく参考にさせていただきました。また、最新の法改正にも対応しているので安心です。

余談ですが、今回宅建試験に合格できなければ、「過去問徹底!宅建試験合格情報」の通信講座を受けてみようと思っていた程で、せめてものお礼にと合格体験記を投稿したところ、通信講座の受講生でもないのにサイトの合格体験集に掲載して頂きました。

掲載していただいた私の合格体験記はこちら

放置プレイ厳禁

勉強はなんでもそうですが、与えられた問題を読んで・解いて・繰り返すという受け身の姿勢だけでは、なかなか知識として定着しません。では定着させるにはどうするか?それは自分で積極的に調べる事です。

宅建の過去問を解いていると、解説の最後に「民法○○条」のように参考となる条文の番号が記載されているのをよく見かけます。これを見て「ふ~ん」と思って次の問題に進むか、「○○条って、どういう内容だろう?」と疑問に思うかで、その後の知識の定着が大きく変わってきます。もちろん宅建士は法律の専門家ではありませんので、条文を暗記したり深く理解する必要はありませんが、時間の許す限り該当する条文に目を通して、問題の根拠が条文のどこに表れているのかを確認する作業は行った方がいいでしょう。

私が条文の内容を確認するのによく使わせていただいたサイトを紹介しておきます。

宅建通信学院 サイバー六法

条文を調べることのできるサイトは他にもいくつかあるのですが、宅建通信学院様のサイトは「宅建試験の勉強に必要な条文」を中心に解説されている点が非常に助かりました。

過去問で勉強して教科書を引く

高校や大学での勉強の仕方を思い出すと、通常の授業において先生の講義を聞いて理解し、定期的なテストで理解度を確認するというやり方でした。少なくとも私が1回目に宅建試験を受験した時はこのやり方が正しいと思っていましたが、結果は既にご存じのとおりです。
そして2回目の受験では過去問を解くことに主に時間を費やし、分からないことがあれば教科書の該当する部分を読むというスタイルに180度方向転換しました。

話は少し横にそれますが、スポーツの練習を考えて下さい。何かの競技で強くなろうとして、まずルールブックを確実に理解、記憶することから始め、そのルールを最大限に活用すれば試合を有利に進めることができると信じて、いきなり試合に臨むでしょうか?そんな頭でっかちのプレーヤーはまずいないでしょう。
まず体力をつけるためにランニング、フォームを改善するための反復練習等を通じて体力・技術の基礎を身につけ、練習試合などを通じて実践的な競技とルールを覚えてから、初めて試合に臨みます。

資格試験の勉強(少なくとも宅建試験)についてもスポーツと同様、まずは過去問の反復練習で基礎を身につけ、必要に応じて教科書を辞書のように使って知識を補完するというやり方をおすすめします。
宅建資格の講師になる、法律の専門家になるといった目標があるなら話は別ですが、「資格試験に合格する」という目標を達成するだけの学習であれば、その方が格段に効率が良いからです。
「教科書は不要」と挑戦的なタイトルを書きましたが、辞書として使えるように少なくとも1冊は購入して持っておいた方が良いでしょう。

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