やってはいけない宅建勉強法

分かっちゃいるけどやめられない…

複数あるパターン

宅建試験の問題は、皆さんご存知の通り4つの選択肢の中から(3つの場合もあります)正しい肢を選び出すというやり方ですが、同じ形式に見えても詳しく分析するといくつかのパターンがあります。

1つ目はオーソドックスに、内容が正しいものを選択する問題。2つ目は逆に内容が誤っているものを選択する問題。この2つのパターンの問題は比較的難易度が低いのですが、正しいものを選ぶ問題なのに、誤ったものを選んだり、逆に誤ったものを選ぶ問題なのに正しいものを選んだりと、不注意によって不正解になる可能性があるので注意が必要です。このパターンの問題では、できるだけ肢ごとに○と☓をつけ、○が多ければ誤った肢を探す問題、☓が多ければ正しい肢を探す問題と認識して、勘違いを減らす努力が必要です。

三択問題ドーン

そして3つ目は、複数の肢のうちいくつが正しい(もしくは誤っている)かを答える問題です。前述のように正しい(もしくは誤った)肢を一つ探す問題では、確実な一つが分かれば他は無視できるのに対して、このパターンでは与えられた肢全てについて、正誤を的確に判断しなければいけないので難易度が高くなります。宅建学習の講師の方々によると、このパターンの問題を増減することで、その年の宅建試験の難易度を調整しているそうです。

そしていずれのパターンにおいても、普段からできるだけ各肢ごとに正誤を判断できるような宅建試験勉強を行っていなければ、正確に答えることができない、つまり普段から一問一答形式で学習する必要があるということです。

これは一球入魂

4択形式での練習は…

過去問での正答率を上げるだけが目的であれば、4択問題のままで反復学習しても構いませんが、何度も解くうちに選択肢の順番と答えを覚えてしまう事で、理解が浅いにも関わらず見かけ上成績は上がりますが、宅建試験はそういう人が合格し難いように設計されているので、本番ではかなり高い確率で苦戦します。

「そんなことを言われても、もう時間がない」という人もいるかもしれませんが、もし4択のままで勉強して今回の宅建試験で残念ながら不合格だった場合、次回こそは一問一答で勉強して再チャレンジしてください。なお選択肢ごとに内容を深く理解しいなければいけないので、一問一答形式で取り組むと必然的に学習時間が長くなるということを念頭に置いて準備してください。

あっという間に9月ですね

2020年度宅建受験の経験から…

今回の宅建試験受験において使用した紙の教科書は以下の3冊です。

  1. ユーキャンの過去問集(2020年度版、改正民法対応)
  2. まる覚え宅建塾(2014年度版、民法改正前)
  3. どこでも宅建士とらの巻(2019年度版、民法改正前)
記念に残してある3冊

いつも推奨している無料アプリを主に使っていましたが、各問題の解説が分かりにくいときに過去問集の解説を参考にしたり、表を確認する際に教科書を見たり、一問一答の問題数の補填を行ったりと、補助的に使った3冊です。

なぜ教科書は2014年度版を使っていたのかって不思議に思われたかもしれません。これは、その年に「試しに」と思って購入した最も安い教科書で、何年も本棚で眠っていたものです。最新版を買うのがもったいなかったのでそのまま使いました。一問一答も同じ理由です。しかし、このブログを読んだ宅建試験学習中の皆さんは、決して真似しないで、もったいなくても必ず最新の教科書を購入して勉強してください。(あと、この3冊がお勧めというわけでは全く無いので、参考にせずご自身に合った教科書を探してください)

民法改正の影響

特に2020 年は民法改正が行われたため、用語が変わったり(例:瑕疵担保→契約不適合)これまでは正しいとされていた選択肢が、改正民法の下では誤っているとされることも起きました。それ以外にも今後細かな改正が行われる可能性がありますので、繰り返しますが、決して私の真似をせず最新の教科書を使って勉強してください。(そうしていたら、民法の問題であと一問は取れていたと思います)

宅建試験だけに限らず、教科書はできるだけ最新のものを使ってください。それで1問多く正答できるなら安いものです。

そして過去問は4択のままでなく、一問一答で反復を繰り返し、その解き方で8割から9割正解できることを目標にしてください。

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