お金をかければ合格するというものではありませんが、ある程度の投資は必要です
一般的な通信講座の場合
以前の投稿でも紹介した通り、2019年に初めて宅建試験を受けた際は、主に通信講座に頼りましたが、2020年の2回目は無料アプリを中心に使った独学で本試験に挑みました。
通信講座を否定するつもりは全くありませんし、通信講座が向いている人は世の中にたくさんいらっしゃって、合格している方も各社から公表されている通りたくさんいらっしゃいます。また、各種専門学校、通信講座の運営に携わる人は、宅建をはじめとした資格試験の問題を分析し、合格率を少しでも上げようと努力していらっしゃるので当然です。
誤解の無いように申し上げますが、私が受講した通信講座も高い合格実績を誇っており、ネットでの評価も非常に高いものですので、私が通信講座を受けたにもかかわらず合格できなかったのは、単に学習方法が私に合っていなかっただけの話です。
では、専門学校に通ったり、通信講座を受講するには一体いくらぐらいかかるのでしょう?代表的な通信講座の費用を比較してみました。
受講料 | 令和2年度合格率 | 備考 | |
アガルートアカデミー | 29800円 | 43.3% | 初学者向け |
フォーサイト | 58800円 | 65.9% | キャンペーン適用 |
ユーキャン | 63000円 | 非公開 | |
TAC | 79000円 | 非公開 | スマートWeb本科生 |
LEC | 69800円 | 非公開 | 教材発送あり |
単純に思いつくまま有名どころを適当に並べただけなので、どこがお勧めとかは全くありませんのであしからず。
こうしてみると、6万円~7万円の講座が標準的にみえますね。社会人経験の長い人にとっては、分割払いならそれほど大きな出費ではありませんが、学生や社会人になりたての人にとっては、結構な覚悟が必要な金額ですね!
私の投資額
次に私が宅建合格するまでに費やした費用を紹介します。
<受験0回目(2014年)>
一度受けようと思って、できるだけ安くて内容の簡単な本を購入しましたが、パラパラめくっただけで諦めたので、費やした額はその書籍代だけです。まだこの時の傷口は浅い方です。
- 書籍代:1,700円
<受験1回目(2019年)>
前述の通り、某通信講座を受講しましたが、教科書は1回ぐらいしか読まず、過去問集にはほとんど手を付けず、音声講義を聞いたり、動画を何度か見たりはしましたが、全くカリキュラム通り勉強しなかったので、無駄な投資となりました。
更に試験直前になって、焦って一問一答の本を購入しましたが、こちらも半分程しか手を付けていませんでした。奇跡が起きるかもしれないと思って受験しましたが、見事に不合格です。費用だけを考えると、かなりのダメージです。
- 通信講座代:66,330円
- 書籍代:1,900円
- 受験料:7,000円
- 合計:75,230円
この時購入した一問一答集は、Webでも学習することができたので、ちょっとした隙間時間での復習にちょうどよかったのですが、残念ながら同じ形式での続編は出版されていないようです。
<受験2回目(2020年)>
主に無料アプリとネットの無料動画で勉強したので、ほとんど投資していません。
あえて過去問集を購入したのは、過去問の詳しい解説を年度ごとに確認したかったからです。無料アプリの解説も非常に詳しいのですが、ところどころ使い勝手の悪い部分があったので、補完する目的で書籍版の過去問集を購入しました。
- アプリ代:0円
- 動画講義代:0円
- 書籍代:2,860円
- 受験料:7,000円
- 合計:9,860円
宅建試験合格までに要した費用の合計:86,790円
受験料も込みでこの金額ですから、専門学校の講座に通って一発合格するよりは、かろうじて低コストで合格できたと言えるかもしれませんね。
今回不合格だったら、株式会社ビーグッド教育企画、家坂先生の講義を受けるつもりでしたが、幸い合格したのでせめてもの恩返しにと思い合格体験記を投稿したら、ちゃんと紹介してくれ、お褒めの言葉までいただきました。
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結局投資額ではなく…
結局、合格できるかできないかは、必死になって勉強するかしないかなので、お金のかかった良い教材を持っていても必死に勉強しなければ簡単には合格できません。逆にインターネットで流通している無料の教材でも質の良いものはたくさんあるので、うまく活用すればお金をかけなくても合格する可能性は必ずあります。
通信講座を受講するのに、清水の舞台から飛び降りる気持ちで、なけなしのお小遣いをはたくことで、モチベーションを上げることができる人はそうするべきです。私のように、多少投資したぐらいでは必死になれない人は、自分で自分を追い込んでやる気を出す方法を考える必要があります。私の場合は、受験1回目の失敗でかなり追い込まれたように思います。なので、一見無駄だったかのような通信講座の受講費用ですが、結果的に見れば必要経費の一部と考えても良さそうです。(笑)
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