無料アプリの使い方

単に過去問演習を繰り返せば良いってものでもないんです

やっぱり無料宅建学習アプリ

以前からオススメしている宅建学習の無料アプリですが、少なくとも宅建という資格試験においては、この無料アプリを使って、過去問の反復をメインに学習すれば十分合格できると私は考えています。極論ですが、教科書なんて無くても、過去問の反復と付随する解説の読み込みだけでも何とかなると思います。

毎度おなじみ無料宅建学習アプリ

学校の定期試験みたいに点数が成績に反映されるシステムの場合は、できるだけ高得点を目指した学習を必要としますが、資格試験の場合は70点で合格しようが100点で合格しようが、資格の効果や重み自体は何ら変わらないので、満点を目指さない学習方法というのが存在し、その一つが過去問だけに頼った学習方法だと考えています。

宅建は7割正解が合格の目安

もちろん70点を目指した学習しかしていないと、運が良ければ合格、運が悪ければ不合格と博打のような合格可能性となるので、短期間でより確実に宅建資格取得を目指すのであれば、当然90点、100点を目指した学習方法が必要です。従って、無料宅建学習アプリをメインの教材として使い、補助的に教科書を使うのが私のおすすめ学習方法です。

宅建試験の学習分野

宅建学習の無料アプリでは10年分の過去問について、次の4つの分野に分けて出題されます。

  • 権利関係
  • 法令上の制限
  • 宅建業法
  • 税・その他
宅建試験の4つの分野

宅建試験が終わってからスマホの機種変更を行ったら、過去の学習履歴がリセットされてしまったので全然勉強してなかったみたいになっていますが、実際には全問について何回も反復しました。学習が進むとこのスクショのように進んでいる分野とそうでない分野とを簡単に見分けることができるようになります。

そして各分野は更に範囲分けされていて、範囲ごとにテーマ分けされています。

「権利関係」分野内の範囲分け

例えば「権利関係」を開くと、最初の範囲が「制限行為能力者」となっており、「制限行為能力者」は

  • 未成年
  • 後見
  • 補佐
  • 補助

と、4つのテーマに分けてあります。

「制限行為能力者」内の各テーマ

一つのテーマ内で問題数は2、3問の場合もありますが、多いテーマでは数十問用意されていることもあって、過去10年間の出題数からこれまでの出題傾向を一目で見て取ることができるのも、この無料アプリを使う事の大きなメリットです。

何はともあれ解いてみよう!

教科書をサラッと流し読みしてからでも構いませんし、むしろ見なくても構いませんので、まず「未成年」の問題に取り掛かってみてください。常識的に判断できる問題や偶然正解する問題など、色々あると思いますが、正解・不正解に関係なく、できる限り解説を読んでください。常識的に判断して正解だったと思った問題でも、実は別の考え方を理解している必要があったかもしれません。そして間違えた問題には必ずチェックを入れておいてください。チェックを入れておけば、間違えた問題だけを後から抽出して復習できます。

間違えた問題は必ずチェック

そして解説に書かれている用語や規則で、意味がちゃんと理解できていないものについては、そのまま放置せず教科書やネットを使って調べ、必要に応じて記録を残すようにしてください。私はものぐさなので、ノートと筆記用具はほとんど使わず、スマホの表計算アプリや文書作成アプリにコピペして残すようにしていました。時間のある時に後で読み返す程度の目的なのでそれで十分です。

「嫡出」の意味ちゃんと説明できる?

この作業が終わったら、次のテーマ「後見」にとりかかり、同じように間違えた問題にチェックを入れ、解説を読み、必要に応じて調べた後にメモを残します。そして、残るテーマ「補佐」、「補助」についても同じ作業を繰り返したら、記憶がまだ残っているうちに、全てのテーマについて最初から解き直します。

この無料アプリの非常に優れている点は、毎回出題の順番をランダムに変えてくれることです。この機能のおかげで、問題の並びを覚えてしまうことによる疑似的な正答率アップを防いでくれます。

過去問反復二回目の時点で、テーマによって全問正解できるグループと、苦手な問題のせいで全問正解できないグループがはっきりするので、苦手な問題については、メモを見返すなどして強化しておきます。

1つの範囲についてこの作業が終われば、次の範囲で同じ作業を繰り返します。こうして、次々範囲をクリアしていくと、たいして勉強しなくても正答できる範囲や問題や、ちゃんと学習しなければ正答できない範囲や問題が、うっすらと浮き彫りになってきます。

さあ長期戦のはじまりだ

マラソンに例えると、これまでの作業はランニングフォームの確認や短距離での走り込みみたいな準備段階なので、ここからが実際の競技のスタートです。

準備完了!

以降は範囲内のどのテーマから始めても構いませんが、その範囲内にある全問をまんべんなく解くようにしてください。そして3回目、4回目とこなしていると、全問正解したテーマの横にその回数が表示されるので、得意分野と不得意分野がはっきりしてきます。ここまでくればあとは何度も間違えた問題や、不得意分野を重点的に深堀学習します。

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